ホーチミン市の地下鉄工事は進んでるの? ベトナムに興味をお持ちの皆さん! 東南アジアの工事は必ず遅れるからな~ なんて思ってませんか? まあ少しは遅れるのがベトナム流ですが・・・・ ホーチミン市では、初の地下鉄工事が進んでいますが、現在どのくらいの進捗状況でしょうか? メトロ1号線は観光地で有名なベンタイン市場が起点となり、ビンタン区、2区を通る予定です。すでにサイゴン川支流のサイゴン高架橋も連結しました。 まずはベトナムで一番の情報量を誇る、VIETJO記事を確認してみましょう。 2016年2月 メトロ1号線の地下区間、2019年2月に完成予定 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)のパッケージ1B(市民劇場~バーソン間の地下部分)を請け負った清水建設株式会社 (東京都中央区)と前田建設工業株式会社(東京都千代田区)の企業連合の代表は3日、工事は2019年2月に竣工する見込みと明らかにした。 同市都市鉄道管理委員会によると、パッケージ1B(地下区間2.6km)には、地下駅2駅とトンネル1315mの建設が含まれる。現在、昼夜兼行の突貫工事が行われており、1日当たりの掘削量は500m3に上る。 メトロ1号線は全長19.7kmで、高架区間(バーソン~スオイティエン間)の17.1kmキロでは高架桁の架設工事が進められている。完成は2017年半ばの予定。同市都市鉄道管理委員会は、高架区間のみ先行して開通する案を検討中だ。全体の完成は2019年、全線開通は2020年を予定している。 メトロ1号線の投資総額は当初10億9000万USD(約1280億円)を見込んでいたが、計画変更や為替レートの変動などで24億9000万USD(約2920億円)に膨らんでいる。 2016年11月 メトロ1号線、ベンタイン中央駅とレロイ通り地下区間が着工 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)管理委員会は17日、メトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の一部となるベンタイン中央駅~市民劇場駅区間の地下工事パッケージ(第1aパッケージ)を着工した。 同パッケージは、ベンタイン中央駅と、同駅から市民劇場駅までを結ぶレロイ通り沿いの地下区間を建設する。同区間の全長は515m。線路の上層には大規模な地下街を建設する計画だ。 このうちベンタイン中央駅は地下4階建てで、面積は地下1階が1万1260m2、地下2~4階が6785m2となる。同駅はメトロ1号線のほか、メトロ2号線(ベンタイン~タムルオン間)、メトロ4号線(タインスアン~ヒエップフオック間)とも接続する見通し。 第1aパッケージは、三井住友建設株式会社(東京都中央区)とベトナムの第4交通工事建設総公社(CIENCO 4)の企業連合体 が請け負っている。落札総額は4兆8500億VND(約238億円)。 メトロ1号線は、同市1区のベンタイン市場とバーソン造船所跡地を結ぶ全長2.6kmの地下区間と、バーソン造船所跡地と9区のスオイティエン公園を結ぶ全長17.1kmの高架区間から成る。2020年末に運行を開始する見通しだ。 2017年5月 メトロ1号線工事で巨大トンネル掘削機が稼働開始―ベトナム初 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)のバーソン駅建設現場で26日、300tもある巨大なトンネル掘削機(Tunnel boring machines=TBM)が稼働を開始した。稼働を前に式典が行われ、ホーチミン市人民委員会や在ホーチミン日本国総領事館などの代表が参列した。TBMがベトナムで利用されるのは初めて。 TBMを用いるのは、メトロ1号線のパッケージ1B(市民劇場~バーソン間の地下部分)で、清水建設株式会社(東京都中央区)と前田建設工業株式会社(東京都千代田区)の企業連合が請け負っている。 トンネルの長さは781mで、上下の位置に独立した2本のトンネルを掘削する。工事はバーソン駅から市民劇場駅に向けて行い、市民劇場駅まで到達したらバーソン駅にTBMを戻して2本目のトンネルを掘削する。TBMは1日当たり12m、1か月で250m掘削する能力があり、掘削工事は約1年を予定している。 ということで順調に工事が進んでいますね。私も毎日メトロ工事路線を通勤していますので、工事が進んでいるのは実感しています。メトロ沿線のコンドミニアムは外資系ではシンガポール、アメリカ、韓国などが参戦しているものの駅近物件はありません。また、メトロ工事費用は日本のODAと円借款(みなさんの税金です)で賄われているにもかかわらず、日系企業の出資するコンドミニアム計画は皆無です。 折角日本のお金でインフラができるので、沿線のコンドミニアムを購入してキャピタルゲインで税金を還元(皆さんの収入)してもらいたいと思います。 2017/05/31