不動産の利回りを計算する法則!? 日本に居住している皆さんは、バブルのころにMMFという銀行預金商品があったことを覚えているでしょうか?この商品は金利が複利計算で、年利6%以上の商品もたくさんありました。銀行に預けておくだけで資産が増えた時代ですね。今では懐かしい古き良き日本の思い出です。すでに日本では複利計算どころか、預金引き出し手数料を考えるとマイナス金利に突入しました。悲しいことですが日本にお金を置いておくだけで、どんどん減ってしまいます。 さて、ベトナムでは高度成長期の日本が再現されているため、その懐かしい複利計算による資産を増やすことができます。複利計算は何年で何倍になるのかという計算が複雑で、もっと簡単に計算できないかと思った方も多いことでしょう。 今回のメルマガではあっという間に計算できるテクニックをお教えします。 2倍の法則 複利計算で何年かかると2倍になるかを計算するときは「72」を使います。 72÷6(%)=12年 ※ここでは%を考慮せずそのまま6で割ります。 72÷8(%)=9年 72÷10(%)=7.2年 つまりベトナム不動産が年率6%で値上がりしたとすると、12年で2倍になります。8%だと9年、10%だと7.2年ですね。ホーチミン市では2016年は前年に対して平均13%値上がりしました。 ベトナム不動産は72÷13(%)=5.5年 で2倍になると計算できます。しかしこの計算式は毎年同じ利率で値上がりすることが条件となります。それでもいつ頃売却するのが目安か見当がつきますね。 では日本の今の金利で、利息がもし複利計算(今は単利計算)の場合は何年で2倍になるでしょうか? 72÷0.01(%)=7200年 で2倍になります。 もうこれはエイリアンの世界ですね。 3倍の法則 複利計算で何年かかると3倍になるかを計算するときは「114」を使います。 114÷6(%)=19年 114÷8(%)=14.25年 114÷10(%)=11.4年 同じくベトナム不動産は114÷13(%)=8.8年 で3倍になると計算できます。 4倍の法則 複利計算で何年かかると4倍になるかを計算するときは「144」を使います。 144÷6(%)=24年 144÷8(%)=18年 144÷10(%)=14.4年 同じくベトナム不動産は144÷13(%)=11年 で3倍になると計算できます。 2010年外国人に解禁した中国が、6年で3倍以上になったという話をセミナー参加者からよく聞きます。それでは年率何%で値上がりしたのか計算してみましょう。 144÷X(%)=6年 X=144÷6=24% となります。過熱する中国の様子がうかがえます。ベトナムの今後はわかりませんが、かなり期待できることは間違いないでしょう。 日本の不動産は何年で半分になるか、三分の一になるかを計算してみましょう! 2017/05/31