ベトナムの現状は、1980年代、バブル期に入った時期の日本と言えるでしょう。ということは、今がいちばん活気のある時期だとも言えます。30年前にタイムスリップして、当時の日本を思い浮かべていただければ想像できるかと思います。国内のインフラが整備され、ある程度都市化され、高層建築物も盛んに建てられている時代(いわゆる、建設ラッシュ状況)です。高速道路も地下鉄も工事が進んでいます。このような状況は、かつて日本が経験してきただけに、みなさんも今後の予測が可能だと思います。ベトナムは今まさに、不動産の価値がうなぎ上りに上がろうとしている時期なのです。 そして、ここが大事なところですが、2015年7月に外国人の居住用不動産の購入が解禁されました。更に11月の細則発表でパスポートだけで 購入できることが確認されています。これは、ほとんどの日本人が知らないことです。しかも戸建住宅も購入できるうえに、賃貸も可能になりました。 ということはつまり、今後、急激に不動産価値が上昇することを意味しています。ちなみに、中心部の新築コンドミニアムの㎡単価は 約1700~2200USDですから、周辺国に比べてかなり安いです。 どのくらい安いかというと東南アジア首都圏のコンドミニアム価格は、シンガポールの中心部で㎡当たり2万ドル、マレーシアクアラルンプール7000ドル、 タイバンコク4500ドル、フィリピンマニラ首都圏4000ドル位です。 現在ベトナムの一人当たりGDPは2000ドルですが、2020年に現在のフィリピンと同じ3500ドルになると言われています。つまり2020年に中心部の 単価は4000ドルになる可能性を秘めていると言えます。 すでに、ベトナム人の間では不動産投資が進んでおり、価格が上りはじめています。2015年7月以降は外国人にも不動産購入が解禁され、 より多くの人が投資に走るわけですから、しばらくはベトナムでの不動産争奪戦がはじまることになります。 安い時に買って高くなったら売る、 これが投資の大原則。その意味では、いまもっとも魅力的な国が、ベトナムなのです。 ベトナムは、日本と同じ仏教国であり、国民も日本に対する親密感をもっています。仏教寺院の建築物も多く残されており、観光に訪れる日本人も 後を絶ちません。また、北部のハロン湾、バッチャン、中部のフエ、ダナン、ホイアン、ミーソン遺跡、ニャチャン、南部のホーチミン、ミトーなど多くの 魅力ある観光地があります。とくに、ホーチミンには、フランス統治時代の美しい町並みも残っています。 日本各地にあるベトナム料理店に人気があるように、ベトナム料理は日本人の口によく合います。どの地域に行っても安心して食事ができるのもベトナムの 魅力の一つです。また、物価も安いので安心して暮らせます。 このような観点から、不動産に投資するという目的からだけでなく、自分が永住するために不動産を購入しておくことも含めて、一度、 ベトナムの不動産事情に関しては注目すべきでしょう。 先に述べたように、私が、これからの東南アジアにおける不動産投資の中でベトナムを強くお勧めする最大の理由は、2015年7月に外国人に居住用不動産の 購入が解禁されるということですが、その他の理由は、つぎのようなものです。 物価が安い。平均すると日本の1/5程度です(ただし、日本食は除きます)。 フランス統治が長かったために、パンとコーヒーが美味しく、しかも安い(50~100円程度)。 食事が日本食に似ていて美味しい。 気候が温暖(とくに、南部)で、一年中暮らしやすい。夜は気温が下がり、過ごしやすい。 親日派の人が多い。 勤勉な国民性。 安定した政治と治安。 英語が通じて、明るい人柄の人が多い。 地震も台風(南部)もなく、災害の少ない国。 日本語の通じる病院やインターナショナルスクールがたくさんある。 すでにハイエンドクラスの超高層コンドミニアムが多数存在する。 都市の成熟度の割に物件が安い。 外国人の居住用不動産取得が解禁され、不動産の値上りが期待できる。 固定資産税が限りなく安い。 不動産登記がきちんとできる国。 平均年齢が27歳と若い人たちで活気のある国。 人口が増加している。 などがあげられます。 このような諸項目にわたる理由から、私はベトナムをお勧めするのです。中でも、「親日派が多い」「食事が日本食に似ている」は、安心して住むためには 大きな要因になります。「物件が安い」「固定資産税がない」「人口が増加している」「地震・台風などの災害がない」は、不動産投資には大きな要因に なります。以上のことからも、私がベトナムを強く推す理由がおわかりいただけたでしょうか。 また、2014年3月24日にリリースされた、不動産やマンション・一戸建て住宅の検索サイトを運営している「オウチーノ総研」によると、 「年収3000万円あって、海外不動産に投資するとしたら、どの国を選ぶ?」という調査では、世界のトップ3に「アメリカ(ハワイ)」 「シンガポール」「ベトナム」が選ばれました。ベトナムを選んだ理由は、「今後発展が期待できるから」という意見がもっとも多く、続いて 「国民が勤勉で真面目だから」といったベトナムの国民性をあげる声が多かったそうです。 2016/01/19