不動産を賃貸に出すとき、外資系の新設企業数は気になるところですね。何故かというと外資系の企業が設立されると、外国人駐在員が最低1人は派遣されるからです。派遣された外国人は必ず新規賃貸物件に入居します。では、ホーチミン市ではどのくらいの外資企業が設立されているのでしょうか? 8月の新設外資企業は254件で、ホーチミンが78件で最多との発表がありました。 各省・市の計画投資局及び工業団地管理委員会などのデータによると、2017年8月に全国で新規設立された外資企業及び支店、営業所、駐在員事務所の数は前月比+39.6%増の254件で、うち会社が230件、支店が7件、営業所が6件、駐在員事務所が11件となっています。 では、1年間でどのくらいの新規外資系企業設立があるのでしょうか? 1)ホーチミン市の2015年の新設外資系企業総数: 合計: 550 件(会社、支店、営業所、駐在員事務所) 2) ホーチミン市の2016年の新設外資系企業総数: 合計: 843 件(会社、支店、営業所、駐在員事務所) 3) ホーチミン市の2017年の新設外資系企業 1月~8月までの累計: 合計: 491件(会社、支店、営業所、駐在員事務所) このうち、日系企業が、2015年: 97件、2016年: 127件、2017年8月まで:87件となっています。 ホーチミン市の新設外資系企業は年々増加傾向にありますので、年間900~1000人以上の新規マーケットが期待できます。それ以外にホーチミン市では日系の飲食店が増加しており、その数は弊社がカフェレストランで進出した2011年には100件程度だったものが、2017年6月には650件まで増加しています。 飲食店はベトナム人の名義を借りるため、上記の数字には含まれません。つまり毎年約100店舗分の新規会社が設立されており、こちらも最低1名の日本人スタッフが駐在しています。こちらも確実に新規賃貸物件に入居します。 ということで推計されるホーチミン市の外国人約30万人+毎年1000人以上の新規外国人が、賃貸ターゲットとして考えられます。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2017/09/28