世界長者番付にベトナム人2名ランクイン

米経済誌フォーブス(Forbes)が20日に発表した2017年版の世界長者番付に、ベトナムから不動産開発大手ビングループ[VIC](Vingroup)のファム・ニャット・ブオン会長(男性・49歳)と、格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)のグエン・ティ・フオン・タオ社長(女性・47歳)の2人がランクインした。

ブオン会長は5年連続・5回目、タオ社長は今回が初めてのランクインとなる。フォーブスによると、ブオン会長の総資産は前年比+6億USD(約670億円)増の24億USD(約2690億円)となり、順位は前年の1810人中1011位から2043人中867位に上昇した。一方、タオ社長の総資産は12億USD(約1340億円)で、順位は1678位となっている。因みに日本は33名である。

ビングループはホーチミン市で「セントラルパーク」と「ゴールデンリバー」コンドミニアムを開発販売しており、不動産開発会社としては国内最大の会社です。一方べトジェットエアのタオ社長は現在、ベトジェットエアの株95％を保有しているほか、ベトナム有数のコングロマリット企業(複合企業)であるソビコ・ホールディングス(Sovico Holdings)の株90％を所有しています。ソビコは、ホーチミン市にある総面積65haのドラゴンシティー都市区案件へ資本90％を出資していることで知られています。 またダナンのフラマリゾート、ニャチャンのアナマンダラとカンホアでラムニンヴァンベイヴィラズの3つの高級リゾートにも出資を行っています。どちらも不動産に無縁ではないですね。

2017/03/24